
太陽光発電システムを選ぶ6つのポイント
① 発電性能で選ぶ
太陽エネルギーを電気エネルギーに変換する割合を変換効率といいます。
これが高ければ少ない面積で多くの電気を生み出すことが可能です。
設置可能な屋根面積が小さいときは少ない面積で効率よく発電する必要があるので、変換率が高いものを選んだ方が良いでしょう。
また、実際にどれほど発電するのかは皆さんが気になるところ。
たとえば、4kwの太陽電池を設置した場合、年間どれくらい発電するのかご存知ですか?
メーカー毎に実際の発電量に違いがあるのはご存知ですか?
『どのメーカーでも同じ4kwなら4kw分発電するんでしょ?』と言った声を聞きます。
多くの方が勘違いをされていますが、まったく同じ条件で太陽光発電を設置してもメーカー毎に年間発電量に差があります。
※メーカー別年間発電予想量の目安
同条件4kw設置の場合 【条件 真南向き 30度】
A社 1100kwh/1kw 年間発電量予想量 4,400kwh
B社 1300kwh/1kw 年間発電量予想量 5,200kwh
C社 1200kwh/1kw 年間発電量予想量 4,800kwh
(地域により発電予想量は異なります)
発電量が低いからと言って悪いわけではありません。
各メーカーのメリット・ディメリットをしっかりと把握する事が大切です。
すでに太陽光発電を設置された多くのユーザーさんが個人のブログなどで実際の発電量などを公開していらっしゃいます。
またそういった全国の生のデータ(実際の発電量)を紹介しているサイトもあります。
ご自身でいろいろ調べることも大切だと思います。
きっと今より太陽光発電に興味が湧くと思います。
楽しみが増すと思います。
業者の進めるがままに検討するのは危険です。
② 価格で選ぶ
価格で選ぶ場合、見積価格を数社比較し、総額(税込)を設置kwで割って1Kwいくらになるのか比較すると分かりやすいと思います。
たとえば4kwの見積総額が200万円の場合
200万円÷4kw=50万円/1kw となります。
そこで注意しなければならないのが設備・工事などすべてが入っているかです。
パネル・架台・必要部材・補助金申請など諸経費も総額で計算して下さい。
中には見積りにカラーモニターが含まれていなくて後で「これはオプションですから追加費用がいります。」といったケースもあるようです。
モニターはなくても発電に影響はありません。
しかしモニターがいつも目につくところにあれば節電の意識も高まってご家族で楽しい話題にできるのではないでしょうか。
また、「値引」も重要です。
「今日ご契約いただければこれだけ引きます。後日になれば金額は上がります。」
こんな値引きをする業者は要注意でしょう。
高価な買い物です。その日その場で決める必要はまったくありません。
契約を急がせるのは業者の都合だけです。
まずは何度も納得いくまで打合せを重ね、本当に信頼を置ける業者かを判断して下さい。
値段はもちろん重要ですが「建築の知識・太陽光発電の知識」に長けているかが一番大切だと感じます。
納得のいく業者を絞ってから値引交渉をすれば失敗はしないのではないでしょうか。
弊社のお客様には20社以上の業者と直接会い、それぞれの話を聞いた後に決められた方が何人もいらっしゃいます。
これぐらい慎重になるべきではないかと感じます。
太陽光発電はマイカーと違い、お客様にとって購入の際の選択データが少ない商品です。
点検やメンテナンスも必要です。
面倒がらず、時間を掛けていろいろな業者と直接会って話を聞いて下さい。
何年経っても安心してお付き合いのできる業者をお選びください。
太陽光発電を一度屋根に載せれば20~30年はお使いいただく商品だからです。
③ 屋根の形状・方角で選ぶ
太陽光発電システムを検討する場合屋根の形状は重要です。
設置する屋根の形状をチェックしましょう。切妻・寄棟・片流れ・陸屋根など屋根の形はいろいろです。
形状に合ったデザインのパネルを作っているメーカーを選ぶと見栄え良く仕上がります。
屋根の向きや角度も重要です。
基本は太陽の光を一番受けやすい南面を基準に配置します。
東向き・西向きの屋根にも設置は可能です。
ただし、向きが変われば発電量に大きく影響を与えますので、必ずコンパスを持って実際の家の向きを確認しましょう。
太陽光発電の営業マンは必ずコンパスを持っていますが、ぜひご自身でも測定してみてください。
100円ショップに売ってあるコンパスでも十分に測れます。
図面上は南向きでも実際に測ると東や西に少しずつ振っていることもしばしば。
方位の違いによって年間発電予想量シュミレーションもまったく違ってきます。
北面だけの片流れ屋根の場合、発電効率は著しく低下するばかりでなく、パネルの反射光により訴訟となるケースもありますのでご注意ください。
低反射型ガラスを採用した最近のパネルは1.5寸・2寸勾配(屋根の角度約8~11度)のように緩やかな屋根でも発電ロスは小さくなっています。
同じ4kwを設置した場合、屋根方角・屋根傾斜角(勾配)・日照時間・屋根面積・影など、お住まいの環境で発電量は変わりますので事前に確認しておくことが大切です。
電柱の陰・お隣さんの屋根の影・樹木の影など
影が屋根に当たる場合はかなり設置に関して注意が必要です。
朝・昼・夕暮れ時の屋根を必ず確認しておきましょう。
発電量シュミレーション
http://simulation.honda-soltec.jp/

★設置面が小さい屋根の場合★
パナソニック「panasonic HIT」アモルファス薄膜系
交渉最大出力:233w.240w
東芝 単結晶シリコン
交渉最大出力:240w
それぞれ240wパネルは1枚当たりの発電量は業界NO1。
寄棟や狭小屋根、躯体負荷を考慮する必要がある屋根に向きます。
1wあたりの単価が高いため、見積り価格は他のメーカーに比べると割高に・・・。
しかしこれからの時代、電気自動車を筆頭に家庭用蓄電池の導入など「電気」がより重要性を増してくることが考えられます。
しかし将来を見据え「1wでも多く!!」とお考えの方には間違いなくお勧めです。
実際の発電量でも決して期待を裏切らない本当に頼れるパネルです。
パナソニック:http://sumai.panasonic.jp/solar/

★設置面が大きい屋根の場合★
ホンダソルテック CIGS薄膜系
公称最大出力:135w
自動車メーカー初参入の次世代型太陽電池。
通常、太陽電池はシリコンで形成されますがホンダソルテックの太陽電池はシリコンを使わず銅(C)・インジウム(I)・ガリウム(G)・セレン(S)の化合金属で形成しています。
長年の研究から生まれたホンダソルテック独自開発の太陽電池です。
見た目はキリっと引き締ったブラックフェイス。
太陽電池の天敵「影」の影響を受けにくい、分光感度が広い事など、他の太陽電池にない個性的な性能を秘めています。
1枚当たりの容量が少ないのはいささか難点ですが、1w当たりの単価が抑えられているため、同じ発電量で見積もれば購入価格は必ず目を引くはずです。
実際の発電量にも目を見張るものがあります。
ホンダCIGSパネルの発電性能は業界ナンバーワンのHITに次ぐ物です。
南面は当然ながら、東・西屋根だけのお家・やや北向きの屋根など太陽光発電にとって厳しい条件下では間違いなくナンバーワンです。
地球にもお財布にも優しい実力派太陽電池 それが【「ホンダソルテック CIGS】
「さすがホンダ!」
株式会社ホンダソルテック http://www.honda.co.jp/soltec/
屋根形状が寄棟などの場合
シャープ・京セラ・三菱
公称最大出力:160~200w
それぞれ屋根の形状に合わせ無駄なくパネルを配置でき、効率よく無駄なスペースを有効活用できます。
見た目も屋根の形にピッタリきますので外観もすっきり。
シャープ・京セラは言わずと知れた二大メーカーで実績は充分。
シャープの価格はメーカー最安です。
太陽電池で作られた電気を変換するパワーコンディショナの変換効率では三菱が№1です。
製造過程でのパネル精度は京セラがナンバーワンです。
④ 保証で選ぶ
何年の保証がつくのかも重要なポイントです。「10年保証」が主流ですが、どのようなときに保証が受けられるかを確認しましょう。設置したときの工事が原因で不具合が生じたときや、システムの構成機器に不具合が生じたとき、太陽発電モジュールの出力が低下したときには保証が受けられるのが一般的です。
⑤ メーカーで選ぶ
メーカーごとの特徴は様々です。
一概に「これが一番!」とはなかなか決められません。
実績で選ぶべきか、やはり能力・性能で選ぶべきかは悩むところです。
弊社にお問い合わせをいただく方も「どこが一番お勧めですか?」と聞かれますが、設置環境や設置条件・ご予算などに応じてご提案をさせていただいております。
まずご自分で資料を取り寄せたり勉強して一番納得できるメーカーを選ぶことが重要かと思います。
営業マンの勧めるメーカーだけでなく、いろいろなメーカーのデータを自分なりに整理して購入すれば一番納得できるかもしれません。
オール電化と併用して見当される場合はお客様の家族構成・生活スタイル・住宅環境合った最適なメーカーをお選びになると良いでしょう。
弊社取り扱いメーカー
ホンダソルテック・パナソニック・サンヨー・シャープ・京セラ・三菱
東芝・カナディアンソーラー
⑥ 施工販売業者で選ぶ
太陽光発電に一番詳しいのは施工実績の多い販売店ではないでしょうか。
最近色々な業種の方がこの業界に参入して「どの業者さんがいいのか判らない」といった声もよく耳にします。
電気会社・瓦業者・水道業者・ガス会社・板金会社・造園会社・カーポート会社・事務用品会社等々多種多様です。
「太陽光発電専門店」と言いながら、過去の業績がまったくない業者も多く見受けられます。
施工は下請けに丸投げする営業販売だけの会社も数多く存在します。
設置施工から発電管理、メンテナンスまでしっかり行える技術系販売店がおススメだと思います。
また、今後需要が増す事が予想される蓄電設備にも深い知識を持った業者を選ぶのは大きなポイントではないでしょうか。
太陽光発電システムは同価格帯の自動車などと違い20年・30年と末長くお使いいただく住宅設備です。
メンテナンスフリーなどと言われることもあるようですが、発電点検やメンテナンスは必要です。
販売実績だけでなく施工資格(建築士・電気工事士・屋根工事士)を持った技術者が在籍している販売店をお選びになられてはいかがでしょうか。
また、太陽光発電システムは家に付随する設備とはいえ屋根に載せる電気設備です。
後々の管理は必ず電気業者と屋根業者が行うことになりますので、それらに精通した販売店に相談されるといつまでも安心してお使いいただけるものと考えます。
弊社オススメ
ホンダソルテック
公称最大出力:125w・130w
シリコンを使用していない化合物半導体「CIGS」と呼ばれる次世代型薄膜系太陽電池
銅(C)・インジウム(I)・ガリウム(G)・セレン(S)を化合した合金を塗布して形成
元素結合率がシリコンに比べ高いため、長期間の耐久性に優れているといえます。
最大の特徴は全並列接続であること。
他のメーカーは一般的に直列接続です。(シリコン系)
全並列接続が可能なため、電線・樹木・雲・鳥のフンなど発電を邪魔する「影」の影響を最小限に留め、太陽電池の発電能力を最大限に引き出します。
またバンドギャップ(光の波長帯)が広く、光吸収率が非常に高いため安定した発電が期待できるなど秘められた性能もあります。
シリコン系と比較しても実際の発電量【発電力】の高さは実証されています。
また、1wあたりのイニシャルコストが低いため見積価格に差が出ます。
【単価は安くて発電性能は極めて高い】
償却期間を考えればホンダを知らなかった方でも『ホンダを載せたい』と言っていただけます。
高校野球 球児達の聖地 阪神甲子園球場
若者の未来を示すべくその銀傘への設置に選ばれた 次世代型太陽電池
∞新時代への挑戦∞
∞オリジナリティーを追求した独創性∞
それが ホンダソルテック CIGS です。
※一般物件の施工写真はこちらです ☀ 施工写真 ☀

主要メーカー
ホンダソルテック http://www.honda.co.jp/soltec/
パナソニック http://sumai.panasonic.jp/solar/



